こんにちは!fishmanです。
今回は、公認会計士試験について久しぶりに触れたいと思います。
公認会計士試験の勉強を始めるに当たり、会計大学院の入学を考える人がいると思います。
この会計大学院に入るべきなのか?をデータをもとに分析してみたいと思います。
なお、あくまで個人的な所感であるので異論は認めます。
よければ、最後まで読んでくださいね!
会計大学院とは
公認会計士試験の受験者は受験専門学校に依存しているという現状に対して、公認会計士養成の基本理念から、公認会計士として備えるべき資質・能力の養成に、公認会計士試験だけでなく、高等教育機関における体系的な会計教育を通じた取組みが必要不可欠であるとの認識から提起された大学院である。出典:Wikipedia
大学の教育では学べない会計を教える大学であり、講師に実務家などがいる点で、普通の大学院と違うみたいです。
ただし、会計大学院に行く人の多くは、公認会計士試験の科目免除を狙っていく人が多いのではないでしょうか。
そんな、会計大学院のメリットについてみてみたいと思います。
会計大学院にいくメリット
会計大学院にいくと、短答式の科目が一部免除されます。
その科目は、財務会計、管理会計、監査論になります。
そうなんです。
短答式が、
企業法のみの受験でOKになります。
つまり、企業法で70点とれば、
短答式はPASSすることができます。
正直、受験生時代は、羨ましいいいいいいいいって思ってました。
短答式に数え切れないほど落ちましたからね。笑
他にも実務を学べるという点でもいいかもしれませんが、今回は会計士試験に絞って考えていきたいと思います。
会計大学院の費用
2年間合計で、学費がこれくらいかかるみたいです。
(もちろんいく大学によってはもう少し安いかもしれんませんね)
免除するために、時間とお金がかかりますね。
どうでしょうか。
2年間とお金を払うことで、短答式の免除が受けれると思えば、価値はありそう?
肝心の合格率について見ていきましょう。
論文式の合格率
会計大学院の卒業者の合格率になります。データの引用元は、合格者調です。


さて、問題です。
これは、大学生の在学者と会計大学院の卒業生の合格率についてまとめた図ですが、どちらのデータが会計大学院の卒業生の論文式の合格者でしょうか。
そうです。
左が、大学生の在学者の合格率で、右が大学院卒の合格率です。
ちなみに、会計大学院卒の合格率は、5年連続で一番低いです。
(社会人や高校生なども含めてです)
一方で5年連続で、合格率が一番高いのが大学の在学者が一番合格率が高いんです。
これは何を意味するのか。
企業法のみで短答式を突破できてしまうので、全体的に論文受験生のレベルが低いと言えます。
特に、次のことが全科目短答式受験生との力で大きく差があると言えます。
会計士試験を合格するためには
論文式試験で、配点を皆さんはご存知でしょうか。
以下が試験科目と配点になります。
- 会計学Ⅰ・Ⅱ 300点
- 監査論 100点
- 企業法 100点
- 租税法 100点
- 選択科目 100点
この試験の最大の得点源は会計学なんです。
つまり、簿記の計算力が重要なんです。
短答式試験を突破してきた人達と、企業法だけで受験した会計大学院卒の人では簿記の計算力にかなり力の差があります。
この計算力こそが、この試験で一番重要なんです。
会計大学院にいくことが合格への近道?
僕は、そのようには思いません。
お金に余裕がある人か将来的に実務家になりたい人はいってもいいような気がします。
僕は正直お金がなかったですので、選択肢にも入っていませんでした。
会計士試験に突破するには、日頃の勉強が本当に重要です。
地道に計算力をあげることができれば自ずと合格は見えてくると思います。
ただし、短答式は一部運の要素も含まれるケースもあります。
会計大学院にいって、地道に勉強して確実に論文式を突破できるレベルまで勉強していれば、短答式の難易度が下がるため他の受験生よりは有利と言えます。
・会計大学院で2年間+250万円+専門学校代、で合格をするか。
・専門学校の2年コースで勉強して、合格するか。
どっちがいいでしょうかね?
まとめ
僕は、この記事は会計士受験生で短答式に受からない人に見てもらいたいですね。
短答式で勉強してきた計算力が必ず論文式で役にたつので、焦らないでがんばってほしいです。
ただ、会計大学院は、もし万が一会計士受験を諦めてしまった場合に学歴として残るのでそれは良いとは思います。
人それぞれの人生なので、とやかくいうつもりはありません。
合格率のデータを分析するとこんな感じでした!というのがこの記事の結論です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます!
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