会計大好き、公認会計士のブログ

世の中に会計好きを増やしたい一心です。

【簿記2級】本支店会計を理解しよう

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こんにちは!fishmanです。

今回は、2級で以外とおろそかになっているんではないでしょうか。

【本支店会計】の論点についてまとめて見たいと思います!

 

連結会計!連結会計!連結会計!と言って、本支店会計をおろそかにすると足元すくわれちゃうわよ!(なぜ、おねぇ言葉)

では行ってみよう!

(*今回も仕訳はあえて書きません!簿記は理解をすれば、後から仕訳はついてくる理論!!(fishman提唱))

 

本支店会計とは

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本支店会計は、支店を管理するための会計です。なお、採用する計算方法によって、使用する勘定科目が違います。

①本店集中計算制度

②支店分散計算制度

 

この2つですが、簿記の問題を解いてくるときに、ぐちゃぐちゃになりますね。最近では2級の1問目で仕訳問題で問われてましたね。しっかり理解すると、何だそうゆうことかとしっかり解けるでしょう。

①本店集中計算制度

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本店集中計算制度は、すべての取引を本店を経由して行うものです。したがって、本店でのみ他の支店勘定が使用され、支店では本店勘定のみ使用します

メリットは、本店ですべての支店取引の金額が管理できること、本支店勘定の一致を確認しやすい。デメリットは、実際の取引の流れと乖離すること、仕訳数が増えるため事務工数がかかること、実務でこの方法採用している会社みたことないんですが、、、ありますか?笑

②支店分散計算制度

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支店分散計算制度

支店分散計算制度では、支店では他の支店勘定を設けて、直接他の支店取引と

取引を行ったように記帳をします。メリットは、支店同士で取引を行った場合に取引の流れと仕訳が一致します。デメリットとしては、本店側で把握できない取引が増えること、本支店勘定の不一致がでた場合に管理するのが煩雑になること。医療法人で複数病院があるとこで、似たような会計をしているのを見たことがあります。

本支店会計と連結会計の違い

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一番、大きい違いは、会社が一緒かどうかという点です。

本支店会計は、同じ会社の中で支店を作って、支店ごとに財務諸表を作成して合算する方法で、連結会計は別々の会社がそれぞれ財務諸表を作成して合算する方法になります。

内部取引については、本支店会計では本店支店勘定で処理し、最終的には本支店会計の金額が一致し、消去する。連結会計では、相殺消去する点で違う。

 

本支店会計で重要なことまとめ

計算制度が2つある点

①本店集中計算制度

②支店分散計算制度

仕訳問題で問われるため、取引の流れがどうなるかをイメージする!

本支店勘定は必ず一致する

総合問題で出てきた時に、本支店勘定は一致するということは必ず意識しましょう。

また、未達取引や内部利益の控除などもでてくる可能性がありますが、余裕がある方だけで良いかと思います。

まとめ

実務で、本支店会計ってあんまり見ないんですけどね。笑

支店を部門と捉えて、部門別会計で対応するってのが結構多い気がします。

会計システムによっては部門別会計に対応しづらいものもあるみたいだからあるのかもしれないですが。(部門別に試算表を出力できないとか)

 

短いですが、今回はここまで!

いつもたくさん読んで頂いてありがとうございます!

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