こんにちは!fishmanです。
今回は、税理士試験の中でも比較的受験者が多い簿記論と財務諸表論の合格者について調べて見ました!公認会計士を目指す人が受けてもメリットのある試験ですので、是非参考にしてみてください!
税理士試験の受験資格
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大学・短大・高等専門学校を卒業し、法律学または経済学を1科目以上履修した人
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大学3年次以上で、法律学または経済学を1科目以上含む62単位以上取得した人
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司法試験合格者
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公認会計士試験の短答式試験に合格した人
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日商簿記検定1級または全経簿記検定上級に合格した人
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税務官公署の事務またはその他官公署の国税・地方税事務に2年以上従事した人
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法人または個人の会計事務に2年以上従事した人
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銀行・信託会社・保険会社などで、資金の貸付・運用事務に2年以上従事した人
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税理士・弁護士・公認会計士などの補助事務に2年以上従事した人
出典:税理士ドットコムから
僕も、経験があるのですが受ける際には合格証書や在学証明書、卒業証明書等が必要になりますので、受験する際は余裕を持って準備した方がいいですよ!!
全経上級や、日商1級に合格してれば合格証明書のコピーを添付するだけなので楽で良いと思います!
簿記論・財務諸表論を受けるメリット
税理士にならない人も持っている??
税理士になるためには、簿記論・財務諸表論以外に3科目合格する必要があります。
しかもその3科目を合格するのがまぁ大変です。ただ、上場会社の経理マンの人で簿記論と財務諸表論だけ持っている人も多くいると思います。そしてもれなく出世してます。僕の感覚ですが、日商一級や全経上級の知識を生かして勉強は全然できると思いますので、目指してみてはいかがでしょうか。
公認会計士試験にも役に立つんです
以外と知られていないこととして、簿記論と財務諸表論の2つを持っていると公認会計士試験の短答式で財務会計論が免除になるんです。短答式では財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目で70%を目指す試験です。そのうち、財務会計は200点分あります。財務会計論は得点源にもなるし落ちる要因にもなるんです。しかも財務会計は短答式の一番最後に受ける試験で体力的にもきついんです。(筆者の経験談)
僕の知り合いで、財務会計以外はいつも70%超えていて落ちている人が、簿記論と財務会計論を合格して会計士試験に受かった人を知っています。
短答式でなかなか受からない人は、公認会計士試験の知識を生かして勉強してみてはいかがでしょうか。
簿記論の合格率
出典:国税庁のホームページより筆者が集計
簿記論ですが、
平均受験者は、1万3千人で、平均合格者数は、2千人、平均合格率は15.6%です。
えっ。日商1級よりも合格者多いし合格率も高いじゃん!!という気づき。
受験母集団のレベル的にも簿記検定2級レベルの人も多数受けていると思います。
(受験資格で、大学生や実務要件で受けている人もいると考えれます)
しかも、この受験者の中には公認会計士試験をメインに受けている人、受験対策をほとんどしないで受けている人もいると思います。(僕のことです)
したがって、しっかりと受験対策をすれば受かる試験だと僕は思います。年々受験者数が減っているのにも関わらず、合格率が上がっているではありませんか!!
よく税理士試験が人気無くなってきたとか言われてますので結構狙い目かもしれません。(資格自体の評価は下がっていないですので)
財務諸表論の合格率
出典:国税庁のホームページより筆者が集計
財務諸表論ですが、
平均受験者は、1万人で、平均合格者数は、1千900人、平均合格率は18.6%です。
受験者の人数がかなり下がってますね。。。ただし、合格率が18%もあります。合格率が2級と同じくらいあるじゃありませんか!受験者も減ってきているということは、受験者の母集団のレベルも下がってきているように思われます。合格率にブレはありますが、しっかり対策をすれば受かりやすい試験といえます。簿記論は主に計算中心ですが、財務諸表論は理論がでます。この理論の学習ができれば、自ずと合格は見えてくるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、簿記論と財務諸表論の合格者の推移について調べてみました。この2つの難易度としては、1級と同等レベルかなと思います。受験資格があれば是非チャレンジしてみたい資格だと思います。
また、今後収益認識の会計基準も導入され会計自体が大きく変わってきますので、今が狙い目かと思います。是非皆さんもチャレンジしてみてくださいね!
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参考書籍