こんにちは!fishmanです。
今回は、僕が実際に法人向けに会計freeeを導入した時の体験談を紹介したいと思います!
これから、導入を検討されている法人の方、新しく会社を設立しようと思っているんだけど会計ソフトを迷ってる方必見です!もちろん個人事業主の方が見てもいいかと思います。過去にクラウドソフトについて比較した記事を上げているので合わせて見てくださいね!
freeeを導入するメリット
・経理経験者でなくても作業がしやすい!
・経理が属人化しない!(システム上にルールができるため)
・経理の効率化!
メリットはこんな感じかと思います!では詳細の説明に入っていきます。
freeeの紹介
freeeは、昨年上場した企業です。したがって、会社としての信頼度は高いので安心して下さい。また、freee自体も会計ソフトとして会計freeeをしようしているらしいです。
(そうじゃなきゃおかしいですよね)
freeeの特徴としては、インターフェイスも見やすいし、請求書の発行もできます。
導入した企業のステータス
僕が実際に導入支援をした会社の規模は上記の通りです。
経理経験者がいないため、通常の会計ソフトでの入力は難しかったです。(複式簿記なにそれ?おいしいの?状態です)そこで僕が、freeeの導入を決意しました。とにかく会社としての経理を最低限回す必要がありました。
料金プラン
ミニマムプランかベーシックプランかが設立当初は検討の余地があるかとおもいます。
ただし、僕としては経理自動化にはベーシックプランを選ぶべきかと思います。
特に、総合振込ファイルの作成の機能がとても使えると思います。
インターネットバンキングで振込処理を簡単にできるんですよ。会計と紐付けられるので振込漏れも防げます。
設立当初は、会計以外にも振込だったり請求書の発行だったりと記帳以外のことが大変だったりします。わざわざエクセルで請求書を作ってそれをPDFにしてと、、、時間がかかる!手っ取り早くシステムを導入した方が時間がかからなくて済むと思いますよ。
クラウド会計の導入にあたり取り組んだこと
銀行データ、クレジットカードデータはすべて同期する
これは、freeeを導入する上では必須事項になります。同期をしないとfreeeの良さが半減します。同期をした上で、費用の支払もカード払いなどにしてもらうと記帳も楽になります。メリットとしては、通常の通帳を見ながら仕訳をする場合、どうしても通帳残高が合わない場合があります。原因は決まって数字の入力ミス。クレジットカードも同様です。
ただ、データを同期すれば数字の入力自体は絶対に間違いません。あとは科目を選ぶだけ!↓ヘルプページのリンク貼っておきますので良かったら見てください。
銀行口座・クレジットカードとの同期のメリットや流れ – freee ヘルプセンター
紙資料は極力作成しない
freeeはデータのインポートに優れています。一番わかりやすい例として、小口現金出納帳です。これを手書で昔ながらのノートに書いていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。エクセルで作ればいちいち手入力をせずにfreeeにそのままインポートできます。したがって、それ以外の資料についても極力エクセルで作ってもらい、紙で作るのはNGとしました。
自動取引ルールの設定
freeeには自動取引ルールというものを設定できます。キーとなるのは、適用欄の文言です。自動登録ルールを設定すると同じような適用欄については、科目を推測するか自動で仕訳を登録してくれます。(推測か登録は設定できます)
自動取引ルールは2つの方法で増えていきます。1つ目は、銀行データ等から今まで入力したことのない適用を登録したことに対し自動取引ルールとして登録され増えていく方法。2つ目は、エクセルで自動取引ルールを設定して入力する方法です。僕は、2つ目の方法で設定をしてたりしてました。特に毎月発生するような取引については、自動で登録するようにしてました。
↓リンクを貼っておきますので、ご参照ください。
明細の自動登録ルールを設定する – freee ヘルプセンター
銀行振込データと請求書は必ずfreeeで作成
この徹底は、会計データとすべて紐づくからです。よくありがちな経理上の誤りとして、債務の消込誤り又は消込もれによる残高の不一致。請求書を発送したのに売上計上していないことによる、売上計上もれ。
つまり事務手続きをしたのに、会計記帳を忘れてしまっているということ。
僕も経験ありますけど、総合振込データを消し込むのって大変ですし、取引先ごとに消し込みのも本当に間違えます。請求書の計上もクライアントから資料こなかったりで入金時まで気が付かないとかもありました。でも、フリーで行えばすべて、事務手続と会計記帳が連動しますので、漏れがないし、確認をしやすくなります。結果として時間がかからないです。
↓リンクを貼っておきますのでご参照ください。
インターネットバンキングに振込データを連携する – freee ヘルプセンター
請求書・納品書・見積書を作成する – freee ヘルプセンター
テンプレートを作成する
freeeには取引テンプレートという機能があります。よく使うのが給与の仕訳です。
人事労務freeeを利用していれば給与仕訳も連携することができます。
給与・役員報酬の支払いを記帳する – freee ヘルプセンター
ただ、人事労務freeeも導入してしまうとコストが多くかかってしまうので、設立時は労務システムはいれないケースも多いです。
給与の仕訳については毎月仕訳をする項目が一緒です。数字が変わるだけ。
そのような場合には、取引テンプレートを作成することで仕訳を間違わずに数字を変えるだけでいいような状態が作れます。
取引のひな型を作成する(取引テンプレート) – freee ヘルプセンター
取引テンプレートをつくるメリットとしては、人によって仕訳をきる科目が変わったりしてしまいますが、その防止が行えます。freee上に経理のルールを作れるようなものなので、属人化を防ぐことができ、だれでも経理ができるようになるのです。
顧客データをすべてfreeeに集約する
freee上に顧客データを集約することで、住所や連絡先、振込先の口座番号まで登録できます。したがって、顧客のデータベースにもなります。また、住所や口座番号は総合振込データ作成のときや、請求書の発行のときには必要な情報なので必ず登録しましょう。また、このデータはCSVインポートすることもできますので、いちいち画面で入力しなくていいのも良いところですよね!
最後にデメリットの紹介
よく、クラウド会計システムを使えば、経理未経験者で全然できる!という記事などをみかけるかと思います。私はそうは思いません。例えば、科目の推測なども適切ではないことが多いです。簿記の知識が無い状態ですと判断ができません。現時点のAIは推測に強く、判断はできない状態です。最終的な判断は入力者自身が行う必要あります。
私はメリットで、経理未経験者でも作業ができるのではなく、しやすいと書いたは、一定の知識はやはり必要と考えているからです。簿記3級程度の知識と年間の経理スケジュールさえ押さえれば誰も経理はできるとは思っておます。
まとめ
長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。僕が導入した先の経理未経験の方の感想は、仕訳処理のことを「ボタンでポチポチ」とおっしゃっていました。そう、freeeの自動で経理を使うと、推測で上がってきたものボタンを押してれば処理が終わるからです。また説明のためにリンクに貼ったページはすべてfreeeのヘルプページです。検索すれば大抵のことは出てきますし、ベーシックプランであればチャットの相談、電話相談までできます。安心ですよね!
是非、この記事からfreeeに興味を持った方は下記のリンクからチェックしてみてください!無料登録して作業感を確かめてみるのもいいと思います!(30日間は無料なので合わなかったら解約すればOKです)
参考図書↓↓
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