どうもこんにちは!fishmanです。
財務分析企画も第3回になりました。前回の記事は以下にありますので是非チェックしてみて下さい。
第3回目は、貸借対照表について解説しますので是非読んで見て下さい。
ただし、留意点としてはわかりやすく書きますので細かくみれば違うでしょ!というプロの方は優しい気持ちで読んで下さい。笑
貸借対照表とは
貸借対照表は、会社の企業状態を表すものだと思っております(諸説あり)
損益計算書は1年間分の成績を表すフロー情報に対して、貸借対照表は会社の設立から今現在までの会社積み上げたものを表しているもストック情報なんです。貸借対照表は健康状態を確認できるものと考えられ、成長しているのか、死にそうなのかわかるものです。貸借対照表は、BS(Balance sheet)と略されます。
貸借対照表の構成要素
貸借対照表は、大きく分けると 資産の部、負債の部、純資産の部に分かれています。
借方と貸方と書いてありますが、これは簿記特有の言葉です。なお、一般的に貸方は資金の調達源泉であり、借方はその調達した資金の使いみちといえます。また、借方側と貸方側の合計金額が必ず一致しています(複式簿記ですからね)
そこから負債側は他人資本(=借入金)と呼ばれ、純資産は自己資本(=資本金)と呼ばれます。どちらも資金を調達しているのですが、外部か内部かで呼び方が変わってきます。一般的には、自己資本が多いほうが健全性が高いと言われています。
表示方法について
貸借対照表は、流動項目と固定項目に分かれています。ではこれはどうやってわけているのでしょうか。会計上は、正常営業循環基準と1年基準(ワンイヤールール)で表示を分けています。
まず、正常営業循環基準から判断をし、該当しないものから1年基準を適用します。
正常営業循環基準とは
「営業をしている中で循環しているものに該当するのであれば、流動項目とする。」
この内容は噛み砕いていえば、商品の仕入から売上に至るながれの中で出てくるものを言います。例えば、売掛金や買掛金、棚卸資産などが該当します。
それ以外については、ワンイヤールールを適用します。
一年基準(ワンイヤールール)とは
一年基準とは、決算日の翌日から起算して、1年以内に使用されるもの、決済されるものを流動項目として、それ以後に使用されるもの、決済されるものについては、固定項目とします。
流動性配列法と固定性配列法
貸借対照表の並び方は通常の会社は流動性配列法という方法が採用されています。
実際の決算書等を見て頂きたいのですが、資産の流動項目で一番上にあるものは常に現金ではないでしょうか?流動性とは簡単に言えば現金に変わりやすいものと考えます。次は、売掛金が来るケースが多いのではないでしょうか。貸方側では買掛金が一番上に来ているケースが多いと思います。このように、現金に変わりやすいもの、現金が減少しやすいものが一番上にきていると思います。
一方で、固定性配列法というものがあります。これは電力会社など発電設備などの固定資産が重要である会社が流動性が低いもから表示しているものです。採用企業の数は少ないのでここではふーんあるんだぁ程度でいいと思います。
損益計算書とのつながり
損益計算書とのつながりは、表の通りです。これは、1年間の内に、資産と負債を使って事業活動を行いその結果が損益計算書の当期純利益(又は純損失)として計算されます。この、当期純利益は、貸借対照表の純資産に加減算されていきます。したがって、毎期利益を継続的に出している会社が純資産が厚くなっていくといえます。
貸借対照表を見るときに、負債と純資産の比率を見たときに純資産の比率が高いと安全性が高い会社と言えます。(自己資本比率が高い!ということ)
貸借対照表でみるべきポイント
以下はあくまで筆者の私見ですので、違った角度で見る場合もございます。
・現金はあるのか?→事業活動を行うための運転資金はあるのか。
・固定資産の金額は過大になっていないか? →不要な投資をしていないかを確認。
・純資産と負債の比率?→借入が多くなりすぎていないか。借入が多いと、運転資金が不足しているか、過大投資をしていないか確認。
・債権と債務の比率?→債権よりも債務の方が多くなると、債務を払えないリスクがないか確認。
・純資産の金額がマイナスになっていないか?(債務超過)→会社倒産しないか?
詳しくは、次回以降の記事で書きますが指標分析の回で紹介させていただきます。
まとめ
今回は簡単な説明になりましたが、是非実際の会社の決算書を見てみてくださいね!
学びが多いと思いますよ!
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参考書籍
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